爪切りにはグリップの種類による形状の違いや、刃の形状の違いで色々な種類があります。爪は一日に平均0.1mm伸び、1か月で約3 mm伸びます。男性の場合、女性よりも爪の伸びる速度が速く、こまめに爪を切る必要があるため、爪切りも切れ味の良いものがおすすめです。今回は、普段何気なく使っている方も多い爪切りの種類や正しい爪の切り方、メンズにおすすめの爪切り8選をご紹介します。
目次
爪切りの種類
爪切りにはテコ型とニッパー型の2種類の形状があります。また、刃の形状もまっすぐなものやカーブしているものがあります。ここでは爪切りの種類についてご紹介します。
テコ型の爪切り
テコ型は最もメジャーな爪切りの形で、テコの原理を利用し、刃と刃の間に爪を挟んで爪を切る爪切りです。力を入れずに簡単に爪を切ることができ、利き手と反対の手にも使いやすいメリットがあります。一方、アーチのある爪を、まっすぐな2枚の刃で挟むとことにより、爪に歪みが生じるため、亀裂や二枚爪の原因になることがあります。巻き爪など、丸みの強い爪にはテコ型の爪切りは向いていません。
テコ型の爪切りを爪への負担を少なく使用するためには、爪の端から少しずつ爪を切るようにしましょう。テコ型の爪切りには、カバー付きのものもあり、爪が飛び散らないので、掃除も楽にできるというメリットがあります。
ニッパー型の爪切り
ニッパー型は、刃が大きく開き、少しずつ爪をカットすることができます。アーチの強い爪にも負担が少なく使用でき、爪と刃先の状態を確認しやすいため、プロのネイリストも愛用している人が多いです。また、人の爪を切る際や、足の爪を切る際にもはさんでいる部分が見やすいため安心して使えるのが特徴と言えます。
ニッパー型に馴染みのない方も、力の入れ方や動かし方を理解できると爪の形状問わず使えるため、おすすめです。爪の形を整える際には刃の中心部を使用し、爪の角や細部は刃先を使用し、力を入れず軽く握るようにします。
刃の形状
爪切りの刃はまっすぐなストレート型と、刃が湾曲しているカーブ型があります。手の爪を丸みのある形に整えやすいのはカーブ型です。足と爪のように、先端をまっすぐのスクエアオフにする場合にはストレート型が使いやすいでしょう。
爪の正しい切り方
爪を切る際は、少しずつ切るようにしましょう。爪にはアーチがあるため、一気に切ると爪の丸みに歪みが生じ、亀裂や爪の層がはがれる二枚爪になることがあります。爪の丸みは人それぞれですが、少しづつ切り進めるのがベストです。
爪切りで切っただけではエッジがスムーズにつながらないため、衣類に引っかかる場合や、皮膚を傷つけることがあります。爪切りでカットした後には、爪専用のやすりを使用してエッジをスムーズに整えるようにしましょう。爪切りにやすりが付いている場合もありますが、目の粗いやすりは逆に爪がギザギザになることもあるので、細かい目のやすりを使用しましょう。爪切りにやすりが付いていない場合には「エメリーボード」という、人の爪専用のやすりを使用するのがおすすめです。爪やすりは往復がけをせず、力を抜いて一定方向に動かすように使用することで、爪への負担が少なく、滑らかなエッジに整えることができます。
理想的な爪の長さと形
メンズネイルの場合、手の爪はフリーエッジと呼ばれる爪の白い部分がほぼ無く、ごく細く白いラインが残る程度に整えるのが理想です。フリーエッジが伸びていると、爪の裏に汚れなどが溜まり不衛生に見えます。
足の爪は指先と同じくらいの長さに整え、爪の形はスクエアオフという先端が真っすぐで、角のない形が理想です。足の爪を丸く整えたり、短くしすぎると、巻き爪の原因となることがあります。爪が丸みを帯びている巻き爪は、靴の圧迫や歩き癖により、皮膚に食い込むと炎症を起こして痛みを伴う場合もあるため、足の爪の長さと形には注意が必要です。
爪切りのお手入れ
使用後の爪切りは、水洗いをした後、しっかり水分を乾燥させます。その後、消毒用エタノールを噴霧または、コットンなどに付けて拭くようにし、衛生的に保管しましょう。
おすすめの爪切り7選
刃物専門店が手掛ける爪切りや、ステンレス製、日本製など安心して長く使える爪切りをご紹介します。少し高価なものから手頃なものまでご自身に合った爪切りを探す参考にしてください。
マルト長谷川工作所 MARUTO 爪切り ネイルプロ
刃物の町、新潟の燕三条で刃物を中心に作っている「マルト長谷川工作所」からリリースされている、ストレートの刃で切れ味の良いネイルニッパー型の爪切りです。グリップ部分はビニールコーティングされているため、滑りにくいのも特徴です。
【CUTPIA】 ステンレス製高級つめきり キャッチャー付き
職人が一本一本刃研ぎをした、ステンレス素材の高級爪切りです。耐久性、鋭利性に優れ、テコの部分には微粒のやすりが装着されているため、爪を切ったあと、エッジをスムーズに整えることができます。
【貝印】 関孫六 プレミアム 爪切り
刃物の町の岐阜県にある刃物ブランドの爪切りです。刀匠「関孫六」が手掛けた爪切りは鋭い切れ味が魅力です。持ち手には樹脂加工がされており、重厚感のある黒を基調としたデザインと「関孫六」のロゴが高級感をかもしだしています。
【SUWADA】つめ切り クラシックL
ニッパー型刃物の製造に特化する「諏訪田製作所」が手掛けるニッパーです。男性の手にも馴染むLサイズのニッパー型爪切りは、表面は汚れに強いサテンフィニッシュで仕上げられています。刃の形状は緩やかなカーブで、手の爪の形を整えやすく、切れ味の良さでも定評があります。
【貝印】AUGER 爪切り Mサイズ
刃の近くに支点を置くことで、力が伝わりやすい独自の旋回式レバーが採用されているため、硬い爪でも切りやすい爪切りです。コンパクトな作りで持ち運びにも便利で、切れ味の良い爪切りなのが特徴です。
【グリーンベル】匠の技 刃間の広いステンレス製つめきり
刃と刃の間が、一般的な爪切りより広いため、厚みのある爪でも切りやすいのが特徴です。厳選されたステンレス素材を職人が仕上げているため切れ味がよく、キャッチャー付きで切った爪が飛び散りにくいのもおすすめポイントです。
【アイメディア】 ニッパー式爪切りソフトグリップ
エストラマー樹脂の滑りにくく握りやすいソフトグリップと20000回使用できるという実験結果のあるバネの耐久性があり、硬いすめや巻き爪も切りやすい爪切りです。安全キャップ付きで保管の際も安全に保管ができ、衛生面も保てます。
まとめ~オススメの爪切り~
人目に付くことの多い爪を、いつも清潔感のある状態に保つには、定期的な爪のカットが必須です。特に男性の場合は爪を切る周期も短いため、道具にこだわって使ってみるのもいいのではないでしょうか。ぜひ、切れ味の良い爪切りで、男の身だしなみを整えてみましょう。
・ネイリスト歴 26年
・出身地 京都
・趣味 サーフィン
・一言 ネイリスト養成歴20年で、ネイルの基礎を大切に指導にあたっています。メンズネイルケアは人目につく手元をワンランクアップさせてくれます。ぜひ、男性もネイルにトライしてみてください。
・在籍スクール NSJネイルアカデミー
https://www.nsjnail.com/index.html
・ SNS
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