「ジェルネイルにチャレンジしたけれどすぐに取れてしまった」「ジェルネイルを硬化後に表面をふき取るとツヤがなくなった」セルフでメンズジェルネイルにチャレンジしたときに、このような悩みを持つ方も多いでしょう。今回はセルフでメンズジェルネイルを楽しむ方の悩みや疑問にお答えします。この記事を参考に、ネイルサロン級のジェルネイルの仕上がりを目指しましょう。
目次
Q1.ベースジェルが弾いてしまうのはどうしてですか?
ベースジェルが弾いてしまう原因は、ジェルネイルを塗布する前のプレパレーション不足です。プレパレーションとはジェルを塗る前の下準備のことで、プレパレーションが適切にできているかによりジェルの持ちにも大きく影響します。
サンディング不足
ジェルを爪に密着させる効果のあるサンディングは、爪のキワまで丁寧に行いましょう。サンディングは爪のツヤを消す程度に爪表面にキズをつけることです。爪を薄くすることがないよう、メーカーが推奨している粗さのファイルを使用するようにしましょう。
爪に油分や水分が残っている
爪の表面に油分や水分が残っていると、ベースジェルを弾いてしまいます。サンディングをしたあと、しっかりダストを取り除き、ペーパなどにクレンザーを付けて油分・水分を除去しましょう。
Q2.ノンサンディングジェルとは何ですか?
ノンサンディングジェルとはサンディング不要のベースジェルです。一般的なジェルネイルは爪の表面に細かなキズをつけるサンディングをして、ベースジェルと自爪の密着を高めます。ノンサンデングジェルネイルはサンディングをしなくても爪との密着が良くなるように作られた画期的なベースジェルです。セルフネイルではサンディングをし過ぎてしまって、爪を痛めてしまう方も多いため、セルフネイルを楽しむ方にはノンサンディングジェルがおすすめです。
Q3.ジェルネイルを塗ると表面が凸凹するのはなぜですか?
ジェルネイルの表面が凸凹する原因はいくつかあります。ここではジェルの表面がデコボコする原因について解説します。
筆圧が強い
ジェルネイルを爪に塗る際は、ジェルの上澄のみを優しく動かすように塗るのがポイントです。爪にハケを押し付けたり、塗りつけるような塗り方をしてしまうと、先端にジェルが溜まることがあります。
表面がセルフレベリングする前にライトに入れている
セルフレベリングとは、ジェルが表面張力で自然に平らになろうとする現象のことです。ジェルを塗った直後は少し凹凸があっても、しばらく待つとジェルの表面がなだらかになり凹凸がなくなります。セルフレベリングで表面がなだらかになったのを確認してから硬化しましょう。
指の向きが良くない
ジェルはライトに入れるまでは流動性があるため、指を傾けすぎると、溜まりができ凹凸の原因となります。なるべく指を傾けず、手早くハケを動かして塗れるようにするのがポイントです。
Q4.色ムラが出来てしまいます。ムラなく塗るコツは何ですか?
色ムラの原因は、ハケ圧が強いことですが、ジェルの種類によっても色ムラができやすいものがあります。ジェルはテクスチャーと言われる「粘度」が種類によって違います。カラージェルは顔料などを使い着色されていますが、濃い色は顔料が多く、テクスチャーが硬くなり粘度の高いジェルになることが多いです。顔料の少ないジェルは、テクスチャーが柔らかく粘度が低いため、比較的色ムラになりにくいのが特徴です。色ムラができる方や、ジェルネイル初心者の方にはテクスチャーが柔らかめのジェルがおすすめです。
Q5.キューティクルラインをきれいに塗るにはどうすればいいですか?
ハケの片側にのみジェルを取り、まず爪の中央より少しキューティクル側にジェルをおきます。そこからキューティクルに付かないように注意してギリギリまで筆を動かし、中央のラインを決めましょう。その後、キューティクルラインを繋げるように左右も同様にラインを取ります。すでに塗ったところと少しハケを重ねるようにすると、より綺麗にキューティクルラインを繋げられます。ラインが綺麗につながったら、ハケを爪先の方に動かして、全体にカラーを塗布します。
Q6.ライトから出すと縮んでしまうのはなぜですか?
キューティクルや爪のサイドギリギリまでジェルを塗ったのにライトから出すと縮んでいる場合の原因はいくつかあります。
塗布量が多い
ジェルは硬化の際に若干の収縮をします。ジェルの塗布量が多いと、収縮が大きくなるため、ギリギリまで塗っていたつもりでも、ライトから出したときに縮んでしまいます。
ベースジェルの塗布に問題がある
ベースジェルに凹凸がある場合や、キワまで塗れていないと、カラージェルのレベリングにより縮みが生じることがあります。ベースジェルはカラージェルを塗布する仕上がりに影響するため、凹凸なくキワまで塗るように心がけましょう。
Q7.ジェルネイルが2〜3日で剥がれてしまうのはなぜですか?
ジェルネイルの持ちが悪い原因は、プレパレーション不足や、ジェルの流れ、爪先まで濡れていないことです。
プレパレーション不足
キューティクルと爪の間にあるルースキューティクルという角質をきちんと処理していないままジェルを塗布すると、キューティクル側からジェルが剥がれやすくなります。ジェルを塗布する前には、キューティクル処理を行うようにしましょう。また、サンディングが不十分な場合にもジェルの密着が悪くなるため、剥がれやすくなるため、爪のキワまで丁寧にサンディングをしましょう。
ジェルが流れている
ジェルを塗布する際にキューティクルやサイドの皮膚にジェルが流れてしまうと、剥がれやすくなるため、流れないように塗ることが重要です。
エッジを覆えていない
ジェルを塗布する際は、爪先のエッジ部分にもジェルを塗布する必要があります。エッジにジェルを塗布していないと爪の先端からジェルが剥がれ安くなってしまいます。ベースジェル・カラージェル・トップジェル共にエッジをきちんと囲うようにしましょう。
まとめ
ジェルネイルは、一つ一つの工程を丁寧に行うことで、約2〜3週間楽しむことができます。セルフでジェルで上手くできなくて悩んでいる方は、この記事を参考に一つ一つの工程を見直してみましょう。おしゃれなメンズネイルを長く楽しむためにぜひ参考にしてください。
セルフネイルの基本的な道具はこちら
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・ネイリスト歴 26年
・出身地 京都
・趣味 サーフィン
・一言 ネイリスト養成歴20年で、ネイルの基礎を大切に指導にあたっています。メンズネイルケアは人目につく手元をワンランクアップさせてくれます。ぜひ、男性もネイルにトライしてみてください。
・在籍スクール NSJネイルアカデミー
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