ネイルが好きで、趣味のセルフネイルからもっと本格的に行いたい。また、ネイル施術をして人に楽しんでもらいたいという気持ちがあれば、メンズネイリストとしての道を考えるのもおすすめです。
メンズネイルの需要が高くなっている昨今では、男性ネイリストも数多く活躍されています。男性でネイリストになることへの不安などもあるかと思いますので、メリット、デメリットも詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
参考記事
目次
どんな人がメンズネイリスト向き?
ネイリストの仕事は、爪という小さなキャンパスに色を塗ったり、アートを施したり、綺麗に整えることが主な仕事です。根本的に細かい作業ですので、手先が器用な人が向いています。
活躍しているメンズネイリストの中には、前職で彫金の仕事をしていたり、プラモデル製作が趣味の方もいます。細々する作業を楽しめる方がネイリストとして活躍しやすいでしょう。そしてデザインの要望を聞いたり、施術中もお話ししたりなど、接客がメインになりますので、人に喜んでもらいたいという気持ちがあるとお客様も付きやすくなります。
センスは経験を積むことで後から磨くことができますが、もともとの性格が向いていなければ、ネイリストを続けることが難しいでしょう。華やかに思える職種ではありますが、地道にコツコツと、そして人に喜んでもらいたいという気持ちがある人が性別を問わず、ネイリストを長く続けられます。
メンズネイリストになるまでの進路や期間
ネイリストには国家資格がないので、美容師のような資格を持っていなくても仕事をすることは可能です。しかしサロンに勤める際には、ほとんどがネイリスト検定を所持しているかで採用されるか否かが決定されます。また、上級の保持者では、基本給に差が出ることもあります。
通信講座やYoutubeを利用しながら独学で勉強することも可能ですが、より上の級を目指すのであれば、ネイルスクールに通い、ネイリストによる講師の検定対策授業を受けることが近道です。
一方で資格の所持なく、完全未経験から技術を教わりながら仕事ができる場合もあります。その場合、アシスタント期間が長く、お客様に入れるまで何年もかかってしまう事があります。アシスタントとお客様に入客できるネイリストではお給料面で大きく差が出てしまいますので、あまりおすすめではありません。
下記にネイリストになるまでの期間や内容のイメージを表にしています。参考にしてください。
期間 | 内容 |
6カ月~1年 | ネイルスクールに通い、ネイリスト検定を取得する |
3か月~6カ月 | サロン就職~アシスタント |
1~2年 | ネイリスト~トップネイリストになる |
ネイルスクールは働きながら通えることが多いです。何件か見学したり、ホームページを調べたりして、スクールの雰囲気などを把握するのがおすすめです。男性専門のネイルスクールなどもあるので、メンズネイリストの就職や独立開業へのサポートも安心です。男性同士でメンズネイリストという目標に向けて、切磋琢磨できることも利点です。
働くサロンの方針や個人差もありますが、上級の検定を所持していれば、就職してから入客できるまでは何年もかからず、頑張りにより指名が多く付けば、トップネイリストにもなりやすくなります。
メンズネイリストのメリット・デメリット
メイクアップアーティストやカリスマ美容師など、美容業界では多くの男性が活躍しています。男性がネイリストになることのメリットやデメリットが気になりますよね。それぞれを比較してみることでイメージしやすくなります。
メリット
- 男性が入客しやすい空間が作れる
- 男性の感覚が女性にうける
- キャリアアップしやすい
メンズネイリストの1番大きいメリットは、同性のネイリストがいることで男性のお客様が来店しやすい空間が作れることです。メンズネイルをしたくても、女性ネイリストに施術をされたり、周りのお客様も女性ばかりの中で施術を受けるのは抵抗がある方もいます。同性であれば安心感があり、気兼ねなく悩みを相談できますので、男性客の指名も付きやすいでしょう。
また、女性の入客の場合は「男性目線から見たモテるネイル」をアドバイスしやすく、説得力がありますので、自分の売りにしやすくなります。そして就職する場合は、女性よりも男性の方が体力があることや、女性は妊娠・出産・子育てでの休職や退職がありますが、男性は長く働きやすいなどの点から管理職などのキャリアアップも目指しやすくなります。
デメリット
- 女性から受け入れらない場合がある
- 求人募集が女性に比べると少ない
- 女性の中で働くことで気を遣う
男性ネイリストも多くなってきていますが、まだまだ女性が多いネイリストの世界。女性のお客様に入客する際に、驚かれたり、受け入れられない事もあるのが現状です。そしてたくさんの女性ネイリストの中で働く場合は窮屈に感じたり、気を遣うこともあります。
しかし、最近ではメンズネイル専門のサロンも増えてきていますので、求人も男性を募集するサロンが多くなっています。LGBTQが世の中でも注目されていますので、ネイリストの仕事も性に関わらずに働きやすい環境に近づいてきています。
活躍しているメンズネイリスト
男性ならではの感覚でセンスを発揮していたり、女性に安心感を与える接客や頼りがいのある施術が好評など、多種多様なメンズネイリストがいます。その中でもメディアに取り上げられたり、SNSでフォロワー数が多く活躍されている有名なメンズネイリストをご紹介します。活躍しているネイリストを目標にしてメンズネイリストを目指すのもおすすめです。
- hidekazuさん
Instagramで10万人のフォロワー数!
中目黒にあるプライベートネイルサロンのネイリスト。
キャラクターネイルの再現性の高さやファッション性の高いおしゃれなデザインが評判です。
- 塩見隼人さん
池袋にあるNail ZERO+(ネイルゼロプラス)のネイリスト。
メディアで「おじさんネイリスト」として度々取り上げられています。
バレンタインシーズンでよく見る、紗々ネイルの考案者です。
- 北村亮さん
青山にあるネイルデザインスタジオのネイリスト。
メンズネイリスト目線としてメディアや講師としても発信をされています。
美しいフォルムとシンプルでセンスが光るデザインが好評です。
まとめ~メンズネイリスト~
今回は男性ネイリストになるための行動やメリット・デメリットをご紹介しました。男性だからネイリストになれない、なんてことは決してありません。女性ネイリストに比べればまだ人数は少ないですが、ネイルが好きで人に喜んでもらいたいという気持ちを持っているのであれば、メンズネイリストを目指して行動してみましょう!