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【ネイル男子必見】ネイルにはどんな歴史があるの?時代に合わせて解説

メンズネイルの流行により、美容業界に一風を巻き起こしている「ネイル」ですが、どのようにして生まれたものであるかご存知でしょうか。そのネイルの歴史は、なんと古代エジプトにまで遡るというのです。他にも、マニキュアという言葉は、ギリシャ・ローマ時代から伝わる言葉であり、その歴史は数千年前にも遡ります。

 

本記事では、ネイルの歴史について知りたい方に向けて、その歴史から近代のネイルまで幅広く解説していきます。



ネイルの始まりは古代エジプト

ネイルの始まりを辿っていくと、紀元前3,000世紀〜4,000世紀に及びます。この時代は古代エジプトと呼ばれる時代です。古代エジプトといえば「ミイラ」を想像する方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。このミイラの爪をよく見てみると、装飾が施されているのです。

 

ミイラの爪は、「ヘナ」と呼ばれる植物の赤い色素によって染められています。そして爪のカラーの濃淡によって、当時の階級を示していたそうです。さらに、この「ヘナ」には抗菌作用が備わっていると言われており、美容という意識のみならず清潔感を保つべくネイルを行なっていたと考えられています。



マニキュアの語源はギリシャ・ローマ時代

今でこそ一般的に用いられている言葉である「マニキュア」ですが、この語源はどこからきたのでしょうか。なんと、マニキュアは、ギリシャ・ローマ時代にまで上ると言われています。ギリシャ・ローマ時代の上流階級の間では、「マヌス・キュア( = マニキュア)」と呼ばれる、現代におけるネイルが誕生しました。マヌスは、ラテン語における「手」を意味し、キュアは、同様に「手入れ」を表す言葉です。つまり、爪の美意識を基本としています。

 

一時期は上流階級の間でのみ流行していたマヌス・キュアですが、時代と共に一般市民にも受け入れられました。裕福な生活ができない層の方でも、おしゃれをするためにせめて爪や足は、という考えによってこのマヌス・キュアがさまざまな人々に普及したようです。



日本におけるネイル文化は?

では、日本におけるネイル文化はいつ頃から確立したのでしょうか。海外から(主にアメリカ)日本へとネイルが渡ってきた年が1970年代であると言われています。当時は、ネイルサロンなどは存在せず、美容院の施術メニューの一つとして「ネイル」が存在していたようです。

 

そして、1980年代になると、ネイルの施術に特化した「ネイルサロン」が瞬く間に各地へと広まっていきました。そして、爪が比較的あまり強くない方でも、ネイルチップなどを用いて自分なりのネイルアートを楽しんでいる方が増えたのです。ネイルサロンの他にも、ネイルに特化した企業が設立されたことなどがきっかけで、ネイルは日本人にとって馴染み深いおしゃれの一つとして、定着していきました。



ネイリストはいつから?

ネイルは時代背景と共に、さまざまな国や人々に渡っていきました。では、ネイルの施術を行う「ネイリスト」と呼ばれる職業は、いつ生まれたのでしょうか。なんとネイリストと呼ばれる言葉を作ったのは日本なのです。1985年に「日本ネイリスト協会」が設立されたのがキッカケとなり、この造語がさまざまな地域に広がっていきました。

 

日本では「ネイリスト技能検定試験」が開催されており、その受験者数は凄まじい数です。世界で開催されているネイリストのコンテストでは、日本人が受賞するなど大きな活躍を見せています。



近年のネイル事情について

さて、ネイルの歴史を詳しく解説したところで、次は近年のネイル事情についてみていきましょう。最近のネイル業界の動向には、新型コロナウイルスによる影響も深く関わっているのです。近年のリモートワークの普及によってパソコンに触れる時間が増え、自身の手元を気にする方が増えてきました。つまり、おしゃれとしてではなく、清潔感を保つためにネイルサロンに行くという方が多くいます。

 

ネイルに対して興味を持つ層は、女性だけではなく男性にも見られています。最近では「メンズネイル」と呼ばれる言葉も普及してきているのです。



まとめ~ネイルの歴史~

本記事では、ネイルの歴史について詳しくみていきました。いつどのような時代でも人々は爪に対する美意識や清潔感を持って、生活を営んでいたことがわかります。現代では、ネイルがより一般的になり、自宅でもネイルサロンでもさまざまなところでネイルアートを楽しむことができます。

 

さらに近年は、「メンズネイル」と呼ばれる男性が行うネイルも流行りつつあります。ぜひこれを機に、男女問わずネイルに興味を持ってみてはいかがでしょうか。

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