普段ネイルができない人や、特別な1日に活躍するネイルチップですが、男性専用の商品はまだまだ少ないのが現状です。ネットやバラエティショップで販売されている商品は女性向けに販売されているものが多く、「男性は使用できないのでは?」と疑問を持つ人もいるでしょう。そこで今回は男性向けにネイルチップの測り方や選び方のポイントを解説します。
ネイルチップの測り方とは?
ネイルチップを購入する際は、自分の爪の大きさを測っておきましょう。まずは具体的な測り方をご紹介します。
爪の横幅の測り方
爪の横幅を測るときは、爪の一番太い部分を1本ずつ計測していきましょう。このとき、硬い定規ではなく、爪のカーブに沿って測れるメジャーを使用しましょう。
メジャーを持っていない場合は、マスキングテープを使用するのがおすすめです。爪にテープを巻き付けて、一番太い部分にペンで印を付ければOK。テープを剥がして定規で測れば、正確な数値が測れます。
爪の長さの測り方
爪の長さを計測する際は、最も長さがある爪中央の根元から爪先までを測りましょう。横幅と同様に、メジャーやマスキングテープを使用してください。爪が長いときは、事前にカットしてから計測するのがおすすめです。
ネイルチップを購入する際は、横幅のみを測るのが一般的。しかし、男性は女性よりも手が大きいため、爪の長さがはみ出してしまう可能性もゼロではありません。特に、ショートオーバルやベリーショートなどの短いネイルチップを購入する場合は、縦の長さも計測しましょう。
自分のネイルチップサイズをチェック!
自分の爪の大きさを測ったら、横幅・縦幅が対応しているネイルチップサイズを把握しましょう。以下ではCOLORBIRDのショートオーバルチップを参考にしたチップサイズ例をご紹介します。
チップサイズ | カーブ幅 | 縦の長さ |
#0 | 17.0mm | 17.5mm |
#1 | 16.0mm | 17.2mm |
#2 | 15.0mm | 16.8mm |
#3 | 14.5mm | 16.7mm |
#4 | 14.0mm | 16.2mm |
#5 | 13.0mm | 15.9mm |
#6 | 12.5mm | 15.5mm |
#7 | 12.0mm | 15.0mm |
#8 | 11.5mm | 14.5mm |
#9 | 10.5mm | 13.9mm |
参考:【COLORBIRD】ショートオーバルネイルチップ
www.amazon.co.jp/dp/B0B8XTSG1L
一般的に、ネイルチップは0から9までの10段階でサイズが設定されています。標準的なネイルチップの大きさは親指から25468といわれており、ハンドメイドのネイルチップはこのサイズで販売されていることも。しかし、メーカーやネイルチップの形状によって、縦横の大きさは異なります。上記はあくまでも一例のため、購入先ごとにネイルチップのサイズをチェックしてください。
男性のネイルチップの選び方とは?
さまざまなお店で見かけるネイルチップですが、男性専用の商品はほとんど取り扱いがありません。そこで、こちらでは男性がネイルチップを購入する際の選び方のコツをご紹介します。
枚数の多いネイルチップを選ぶ
ネットで販売されているネイルチップのなかには、10サイズ24枚入りや12サイズ30枚入りなど、チップが多めに入っているものもあります。これらの商品は0〜3の大きめサイズも多めに含まれるため、爪が大きめの男性でも対応可能です。
迷ったらワンサイズ大きめを選ぶ
自分の爪よりも大きいネイルチップは、ネイルファイルで削ってサイズ調整を行えます。サイズ選びに迷ったときは、ワンサイズ大きめを選ぶのがベターです。
なお、サイズ調整を行う際は、爪にあてて確認をしながら少しずつ削るのがコツです。爪よりも小さくなってしまわないように気をつけましょう。
ハンドメイド販売を検討する
フリマサイトやInstagramで販売されているハンドメイド商品も検討しましょう。予めサイズが決まっているものもありますが、1人ひとりに合ったサイズでつくられるオーダーメイド商品が多い傾向にあります。自分の手にぴったりの商品を見つけられるだけでなく、こだわりのデザインを楽しめる点も魅力です。
サンプルチップを活用する
サイズ選びが心配な場合は、測定用のサイズチップを販売しているサイトやメーカーを選ぶのがおすすめです。
「サイズを測ったのに、購入してみたら若干大きさが違った」という事態を避けられます。測定用のサンプルチップは実物よりも先に配送されるため、事前に確実なサイズを知ることが可能です。なかには無料でサンプルチップを提供しているところもあるため、チェックしてみましょう。
ネイルチップのサイズが合わない場合の調整方法とは?
もし、購入したネイルチップのサイズが合わなかった場合は、自分でチップの大きさを調整しましょう。
カーブの調整
まずチェックしたいのはカーブの強さです。男性の爪は平面的で、女性よりも幅が広い傾向があります。しかし、女性向けに作成されたネイルチップはカーブが強く、男性にはぴったりはまらないこともあるでしょう。
そんなときは、以下の手順でカーブをゆるめ、自分の爪にフィットする形に調整してみてください。
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ネイルチップを押さえるアイテムは、割り箸だけでなく、ボールペンやシャープペンなど身近なアイテムで構いません。ただし、力を入れすぎると、ネイルチップに縦線が入ったり、棒の跡がついたりすることがあります。最悪の場合割れることもあるため、力みすぎないように注意してください。
横幅のサイズ調節
カーブの調整が終わったら、横幅のサイズ調整を行いましょう。この時使用するアイテムは、ネイルファイルとスポンジファイルの2点です。以下の手順で横幅を整えてください。
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ネイルファイルは、勢いよく削ると自爪よりも小さくなってしまう恐れがあります。やや手間がかかる作業ですが、爪にぴったり合うように、少しずつ削ってこまめにサイズを確認してください。
また、削った部分のネイルが剥がれてしまった場合は、最後にトップコートやトップジェルを塗りましょう。上からコーティングすることで、削れた部分が目立ちにくくなります。
縦幅のサイズ調整
ネイルチップの縦幅が気になる場合は、長さ調整を行いましょう。縦幅の調整も横幅同様にネイルファイル・スポンジファイルを使用します。
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縦の長さは全体のバランスに関わります。1本だけでなく、全体的に確認することが大切です。また、形の良さが完成度の高さに直結するため、丁寧に少しずつ削るように意識してください。
ネイルチップをよりきれいに見せる方法とは?
ネイルチップが手から浮いて見える場合は、付け方や手のケア方法に問題があるかもしれません。自爪のようなナチュラルな仕上がりを求める人は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
甘皮処理をする
甘皮が処理されていない場合、自爪の凹凸でチップをきれいに装着できないことがあります。装着しても持ちが悪く、外出先で取れてしまうことも懸念点です。
そんな状況を避けるためには、チップを装着する前に甘皮処理を完了させておきましょう。以下では簡単な手順を解説します。
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施術後の手元は乾燥しやすいため、最後の保湿は忘れずに行いましょう。日ごろから保湿を意識すれば、あかぎれ・ささくれの防止にもなり、より一層ネイルが映える美しい手元になります。
より本格的にケアをしたい人は、以下の記事も参考にしてください。
爪を短くカットする
爪の長さは「ネイルチップをつけるなら関係ないのでは?」と思われがちですが、実は持ちの良さに大きく関わるポイントです。
ネイルチップを装着する場合、爪とネイルチップのカーブがぴったり合うことが理想的。爪が長い状態のままネイルチップを付けると、カーブが合わない部分が広がり、結果的に密着力が下がる恐れがあります。
外出先でネイルチップが取れたり、なくしてしまったりすることがないよう、装着前に自爪は短くカットしておきましょう。
ネイルグミで装着する
ネイルチップの装着方法は、ネイルグルーや両面テープなどさまざまな選択肢がありますが、そのなかでもおすすめなのがネイルグミです。ネイルグミは両面テープよりも厚みがあるため、カーブをしっかり埋めてくれることが魅力。隙間が埋まることで爪との一体感が高まり、自爪に近い自然な仕上がりを目指せるでしょう。ネイルチップのカーブが合わない人にも、ぴったりのアイテムです。
まとめ
男性が上手にネイルチップを購入するには、サイズの把握と選び方をおさえることが重要です。サイズ間違いを防ぐためにも、計測時は丁寧に測りましょう。
また、以下の記事ではネイルチップ用の接着剤についても解説しているため、あわせてチェックしてみてください。